無印・食品コーナーの魅力について+「牛すじとこんにゃくのぼっかけ」を食する

無印良品の食品コーナーに立ち寄ると、毎回必ず感じるわくわく感……、

あれの正体って、一体なんなのでしょう?

バームクーヘン、スコーン、クッキー、レトルトカレー……

ジャンルごとにバリエーション豊かなラインナップがずらっと並んでいて、棚の前に立つだけで心がときめいてしまいます。

商品ごとに工夫された個性的な味がそれぞれの中身には詰まっているのですが、パッケージのデザインはシンプルに統一されていて、たぶんそこに秘密があるのかな、なんて思ったりします。

決して見た目はごちゃっとすることなく、全てあくまで整然と並んで収まっている――そのことでかえってこちらの想像力が刺激されるようです。

あのふしぎに整った無印特有の雰囲気、私はとても好きなんですよね。(書籍が分類番号ごとにきれいに整えられた図書館にいるときも、もしかして同じような気持ちかもしれないです。)

最近、そんな無印良品の食品コーナーの中で気になっていたのが、ごはんにそのままかけるだけで食事が出来上がるという、”ごはんにかけるシリーズ”。

レトルトカレーと同じような手軽さで、いろんな地域の料理の味を体験できるって考えただけでもわくわくしてしまいます。

無印には、自分で一から調味料を揃えて作るのはなかなか難しいような、エスニック系のレトルトやスーパーで簡単に手に入る食材を組み合わせて作る料理キットなんかも充実していて、たいへんありがたいです。(カレーのコーナーは特に好きで、眺めてるだけで幸せな気持ちになってしまいます……)

忙しなくやるべきことをこなす日々の中だと、食事の内容が自然とワンパターンになっていって、ちょっと違う刺激がほしいなぁなんて思うこと、ありませんか?

私には時おりそんなことがあって、だけどそういう時期って往々にして、自ら初めての料理に挑戦するのもおっくうになっていたり。

(初めての料理に挑戦するときって、それなりにエネルギーがいりますよね。)

そんなときにこういったものを取り入れると、初めての料理を食べるときのわくわく感を手軽に得られて、新たな刺激にしおれかけてた心もシャキン!となってくれるので非常に助かります。

今回食べてみたのは「牛すじとこんにゃくのぼっかけ」。

※お皿の選択を完全に間違えたせいでカレーに見えますが、違います。

いや改めて見るとほんとカレーですね。

パッケージの写真みたいにネギでも仕上げにちらせばもっと違ったんでしょうけど……笑

でも鼻を近づければちゃんとわかります。

これは……甘々辛いお醤油ダレの香り……(匂いの段階では、甘辛、というよりは、甘々辛、ですね。甘さの方が圧倒的に優勢です。)

ただ実際に食べてみると……、

うん!ちゃんと唐辛子の辛さもわかりますね!

甘いだけでは途中で飽きてしまいそうなところですが、この唐辛子があるおかげで食が進んでいきます。

(主な具材は、牛すじとこんにゃく。ともにしっかり入ってました。)

まぁいうて私は大人だからね~もっと辛くても大丈夫よ~ってことで近くにあったラー油を追加したのですが……

入れ過ぎました。(←調子にのるから……)

正確には、ラー油をどぼっと落とした箇所をちゃんと混ぜずもろにスプーンで掬って食べてしまったようです。

そうしてヒーヒーなってたところを救ってくれたのが、このぼっかけに入ってた、牛の脂身のとろっとしたところ。

この脂身の甘さが、辛さでぎゃーってなってる私の舌に、とてもやさしかったんです

ちょっと前まで、あぁ~舌の感覚がおかしくなってしまった~ってなってたのが、脂身のところを口に含むと、それがとろけていくのと同時にスッとひいていきました。

脂身、すごい……、

今の社会では脂肪分って、敵!罪悪感の元!カットすべし!って扱いを受けがちだけれど、私、感覚だけの人になって、自分の体で味わってみて、よくわかりました。

脂身って、カロリーという概念のない世界では、とてもやさしいものなんですね。

調味料として入っていた砂糖の甘さでは癒せない辛さでも、脂身の甘さであれば癒し得ることがあるようです。

わかりやすい甘さ、って面では、あきらかに砂糖の方が勝ちなのですが……、

私の舌のピンチを救ってくれたのは、砂糖ではなく、脂の甘さの方でした。

これからは食事するとき、もっと自分の感覚を大切にして、頭にある知識だけでむやみに脂を敵扱いするのはやめるようにしよう……と思ったのでした。

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