王子公園~青谷道~掬星台~六甲山牧場/ハイキングコース案内 / 写真付!

掬星台からの眺め

もりぐち
もりぐち

みなさんこんにちは♪

今日も一日元気もりもりブロッコリー!

テクテクと一人山を登り、六甲山牧場までお出かけしていきました。

阪急王子公園駅を出発して、青谷道登山口~摩耶山史跡公園(旧天上寺跡)~掬星台~穂高湖を通るルートです。

【参考・出発地点の”青谷道登山口”

(所要時間は人によって差があると思いますが、私の場合、途中で休憩を挟んだり、景色の綺麗なポイントでの写真撮影の時間も含めて、片道3時間ほどでした。)

今回は、その道中で撮った写真をお見せしながら、なるべくわかりやすく道案内の解説をしていきたいと思います!

今後、同じルートで山歩きに挑戦してみたい方の、事前のイメージトレーニング用として役立ててもらえると幸いです。

(※ちなみにここに載せる写真は、2021/11時点での山中の景色になります。年月が経つと少しずつ様子が変わってくる箇所がある可能性もございますので、その点だけ予めご了承ください。)

念のため、はじめに山歩きの際の注意事項なども記載しておきますが、これまでにしっかりとした経験がある方は「 阪急王子公園駅~青谷道登山口」のところまで飛ばしていただいて大丈夫です。

(↓の目次の、該当箇所をクリックorタップすると、一気に飛んでいただけます)

はじめに~山歩きの持ち物・服装・注意点~

持ち物

山歩きならではの、必需品及びこれがあると安心と思う持ち物をざっと上げておきます。

人の手で整えられたハイキングコース上を歩くとはいえ、山という自然の中へ入っていくわけですから、あらゆる事態を想定し、しっかり備えをしておくに越したことはないです。

  • 水分(おすすめはスポーツドリンク)
  • 糖分補給用のお菓子(おすすめはチョコレート)
  • レインウェア(急に雨に降られたとき用)
  • タオル(11月でも、体を動かし続けていると結構汗をかくので、ハンカチとは別に用意しておくとよいと思います)
  • モバイルバッテリー(スマホの充電が切れたときに備えて)
  • 紙の地図(スマホの地図アプリでも代用できるかもしれませんが、充電切れ・唐突な故障などにも備えて)
  • ヘッドランプ(下山が遅くなって暗くなってしまったときに備えて)
  • 絆創膏・ガーゼなど(怪我をしてしまったときに、応急手当のできるものがあると安心)

服装

基本の服装

まず、長袖・長ズボンは絶対必須です!

(山中はいろんな虫がたくさん・生い茂る雑草で肌がこすれる・紫外線予防・万が一転んだときの保護の役目……等々、あらゆる面から考えて)

その上で、ストレッチ性があって動きやすい汗をかいても乾きやすい素材の服を選ぶのが良いと思います。

また寒暖差に対応できるよう、上着を臨機応変に着脱できるような重ね着仕様が望ましいです。

トレッキングシューズについては、滑り止めがしっかり効いていて、なるべく防水仕様になっているものがおすすめ。

カバン

荷物入れは、両手が使えるようにリュックサックを使用しましょう。

その他の注意点

山中で、滑ったり、転んだりしやすいポイントについて挙げておきますので、一応頭に入れて気をつけるようにしてください。

(私がこれまでにヒヤッとしたことのある経験も踏まえて、リストアップしておきます……)

  • 落ち葉の上を歩くときは滑りやすい
  • 落ち葉の下に隠れている、ゴツッとした岩肌などで蹴躓かないよう、注意を
  • 生い茂る雑草などで足元が見えにくいときは、行く手に障害物(倒れた木など)がないか、慎重になる
  • 段差の高さが不均等でゴツゴツとした石の階段(←今回のルートでもよく登場します)は、足を置くべき場所を一歩ずつ慎重に見極める
  • 下りこそ衝撃で足を痛めやすいので、山を下り切るまで焦らずに、慎重に

山中で足を痛めては大変ですので、特に足場の不安定な箇所は、一歩ずつ慎重に歩を進めるようにしてください。

また今回のコースでは一部、地面がぬかるんでいる箇所もありました。

足を置く場所に気をつけながら進めば、べちゃべちゃになるほどではないと思いますが、なるべく防水仕様の靴を用意した方が無難かなと思います。(急に雨に降られる可能性もありますし)

重要ポイント!

途中で迷いそうな気配を感じたり、道があっているのか少しでも不安を覚えたら、無理に進まずに、早めに引き返すようにしてください。

(足場が悪く、道が分かりにくくなっている場所は、進むことはできても、引き返すのが困難になったり、戻ろうとしたときに迷ったりする場合も多いです)

くれぐれも、安全第一でお願いします。

阪急王子公園駅~青谷道登山口

阪急王子公園~青谷道の登山口に辿り着くまでも、ひたすら坂道なので、ここから既に山登りの序章が始まっているようなものです。

登山口までの写真はあまり撮れていなくて申し訳ないのですが、簡単に言葉で説明しておくと、

1・王子公園駅の改札を出たら、まず西方向に歩きます

2・「王子動物園」の敷地の角まできたら、そこを回り込むように曲がって、坂を上り続けます

3・途中からは住宅街の中を進んでいく形になりますが、ひたすら一直線に上り続けてオッケーです

という感じです。

とにかく登山口に辿り着くまでもずっと坂を上っていくのだという心積もりをしておいてもらえれば、少なくとも方向を間違えることはないかなと思います。

住宅街の中をずっと上っていくと、このような短い橋が右手に見えてくるので、これを渡ります。

青谷道登山口前の橋

↓この橋を渡った奥に……

摩耶山青谷道の登山口

青谷道登山口の表示が見えました!

ここからいよいよ山歩きスタートです。

【参考】

こちらは王子公園駅を出たところに立っていた看板の地図になります。

阪急王子公園出発のハイキングコース地図

阪急王子公園駅からスタートする場合、「青谷道」「上野道」の2つのルートがあります。

(どちらからいったとしても、地図で示されている通り、摩耶山史跡公園の手前で道が合流するので、今回の目的地である「六甲山牧場」に辿り着くことは可能です。今回は青谷道を通っていくことにしていたので、青谷道の登山口から山に入りました)

青谷道~摩耶山史跡公園

登山口を入って、しばらくはこんな感じのコンクリートの坂が続きます。

青谷道登山口を入ってすぐの道

見えてきた緑の欄干の橋を、川のせせらぎを聞きながら渡りまして……

青谷道登山口を入っていってしばらくした道

道なりに沿って前進していきます。

青谷道の風景

見えてきたのは、「観光茶園」

これを左手に眺めながら通り過ぎて、前に進んでいきます。

青谷道の途中にある観光茶園

進んでいくと、また緑の欄干の橋が現れるので、ここを渡りまして、更に奥に見える階段を上っていきます。

青谷道の橋と階段

左手に赤い鳥居。

登山会の旗がかかっている下をくぐって、更に道なりに奥へ進んでいきます。

青谷道の途中にある赤い鳥居

途中、溢れ続ける水を発見。

青谷道の途中にある水場

進んでいくと左手に石の階段が現れる箇所がありますが、ここは上らないでください。

真っ直ぐ行って、奥に見える青い欄干の橋を渡っていくルートがここでは正解です。

青谷道の途中にある分かれ道

↓道なりに進んでいって……

階段を上って、橋を渡ります。

青谷道の石階段と橋

↓しばらく、ボコボコ石段が続きます。

人が歩けるよう、人によって作られた道ではありますが、もちろん街中の階段のようには整っていないです。

(下の写真のように、段差の高さにばらつきがある・足場となる岩肌がぼこぼこしている、等)

特に慣れていない方は、一歩ずつ、足を置くべき場所を見極めながら、着実に歩を進めるようにしましょう。

※こういう道では、体力だけでなく、集中力も必要です!

青谷道のボコボコした階段

こんな感じで、ぐねぐねとカーブを描きながら、石段を上っていく道が続きます。

青谷道のカーブを描きながら続く階段

道なりに進んでいくと、行先案内の表示を発見!

今回、第一のチェックポイントとなる「摩耶山史跡公園」まであと0.4㎞!!

(……が、この0.4㎞に含まれる階段がまた長いのなんの……笑)

摩耶山史跡公園の方向を示す行先案内の看板

上野道と合流した後、こちらの仁王門の下をくぐっていきます。

仁王門

その後には……

ひたすら階段が続きます!!!

仁王門をくぐった先に続く摩耶山史跡公園への階段
写真に写っていない更に奥にも!まだまだ続くよ階段は!

このあたりはほんと、階段地獄。

ただここまでの道を上ってきた皆さんなら、そろそろ無我の境地に近づいているはずなので、無心でチャキチャキ上りきってしまいましょう。

(幸い、段差の高さなどの間隔はわりときれいに整っている階段が続くので、足さえ上がれば、リズミカルに上っていけるはずです……たぶん……)

ようやく上りきると、一気に開けた空間に出ます。

そうです、ここが「摩耶山史跡公園」!!!

(長い階段の果て、ここに辿り着いたときの解放感は半端ない)

摩耶山史跡公園(旧天上寺跡)

雲が多いのと、木々が視界の邪魔をしているので、この写真ではあまりパッとしない風景に写っていますが、天候によってはそれなりの見晴らしになるのではないでしょうか。

まだ道は続くので、ここで一旦、小休憩をとるのもよいですね。

摩耶山史跡公園 ~掬星台

景色を眺めて、一息ついたら再出発。

史跡公園の奥に、横倒しになった2本の木(親子杉)があるので、この下を屈みながらくぐって、奥に進んでいきます。

摩耶山史跡公園の親子杉

行先案内の表示が現れました!

第二のチェックポイント「掬星台」まであと0.6㎞!!!

(ここを右に曲がって進んでいきます)

掬星台への方向を示す行先案内板

またほのかにデジャヴを覚えるような、ボコボコ気味の石階段が現れます。

もちろん上ります。

掬星台に続く石の階段

「掬星台」まで、0.1㎞!!!

掬星台まで残り0.1㎞と示す行先案内板

元気を出して進んでいくと……

↓↓↓

きたぁぁぁ!!!

「掬星台」に到着です!!!

掬星台に到達したことを示す標識

掬星台からの眺めは、こんな感じ。

掬星台からの眺め

ちょうど紅葉シーズンだったので、山の中に赤みがかった箇所も見られますね。

天候の加減かやはりぼやっとしてはいますが、ここからこの景色を眺め入ると、あぁ、高くまで登ってきたんだなぁという実感と共に、感動と筋肉疲労がじわじわと押し寄せてきます。

ここは、夜景でも有名な場所として知られていますが、確かに、夜にきたらまた夜独特の綺麗さがありそうですねぇ……。

小さくなった街の明かりが、それこそ星屑みたいでしょうね。

ちなみに。

今回はえんえんと足で登ってやってきましたが、この掬星台までは、通常であれば、ケーブルカー&ロープウェーで来ることもできますよ。

(※ただし、2021/11現在は、摩耶ケーブルは故障のため運休中とのこと)

交通機関を乗り継いで来たいという方は、最新の運行情報を調べてからお出かけするようにお願いいたします。

掬星台~穂高湖~六甲山牧場に到着!

掬星台で休憩したら、第三のチェックポイント「穂高湖」に向けて再出発!

行先案内を見つけ、「六甲山牧場」の表示がある東の方へ歩いていきます。

六甲山牧場の方向を示す行先案内板

ここから先は、ずっとコンクリートの道路が続きます。

穂高湖&六甲山牧場へ続くコンクリートの道

途中から、このように車道と歩道が分かれます。

赤色の歩道側を、ひたすら歩いていきましょう。

穂高湖&六甲山牧場に続くドライブウェイ

行先案内の表示!

案内によると、このまままっすぐ赤い歩道を辿っていけば、あと2.4㎞で「六甲山牧場」ですが、今回は「穂高湖」に寄り道するので、一旦、矢印の先に続くわき道を降りていきました。

穂高湖まであと0.5㎞と示す行先案内板

「穂高湖」に到着~!!!

穂高湖にかかるデッキ

↓こちらは、湖上のデッキを歩く途中、その中ほどから撮った写真。

穂高湖にかかるデッキから見た風景

湖をぐるっと囲う木々が紅葉していてきれい!!!

これは秋に来れてよかったですね。

別の季節にはまた別の季節の美しさがあるのかもしれませんが。

穂高湖の景色に見惚れた後は、再びドライブウェイに戻って、歩道を歩きます。

行先案内で「六甲山牧場」と示されている矢印に向かって歩いていけばいいだけの、一本道。

ここのラストスパートの道、平坦でつまずくものがないのは、疲れてる身にとっては、ありがたいことではあるんです。

――が。

あまりにも同じような道がずーっっと続き、歩いてる人は他に誰もいないし、車もめったに通らないしで、さっきの矢印、ほんとにほんとか?という疑いが脳裏をかすめ始めたころ。

ついに見えてきたんです……最終目的地「六甲山牧場」が!!!

達成感で思わず一人ガッツポーズ&まさかの写真を撮るのを忘れました!!!涙

ですが、牧場はあからさまに牧場とした雰囲気を放っているので、着けば誰でもこれが「六甲山牧場」だとわかるはずです。

……ええ。

写真がなくてもわかるはずです。

ちなみに、今回の私と同じコースをたどった場合、南駐車場側から牧場内に入ることになるはずです。

牧場への入場料金500円/大人1人(2021/11現在)は、駐車場内に建っている事務所小屋に立ち寄って支払う形になります。

後は、かわいい動物たちおいしいチーズソフトクリームに山登りの疲れを癒してもらいましょう。

さて。

ほぼ午前中いっぱい費やした山登りの末、ようやくここまでたどり着いたわけですが。

私がこの時に食べた食事の内容(チーズフォンデュが最高でした…!)や、羊をはじめとした愉快な仲間たちとの出会い、ちょうど見頃だった紅葉の風景など、「六甲山牧場」内での記録は、他の記事に別途まとめて載せています。

下の関連記事をクリックorタップでご覧いただけますので、宜しければ合わせて読んでみてください♪

【関連記事】×2

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ここまで長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。

帰りも徒歩で下山される場合、疲れや油断などで足を踏み外したり、落ち葉で足を滑らせたりしないよう、最後まで十分にお気を付けて、お帰り下さいませ。

(※体力の面では登りほどきつくないかもしれませんが、衝撃がかかって足を痛めやすいのはむしろ下りですので、慌てずゆっくりめに下っても明るいうちに下山できるよう、時間に余裕を持って下り始めてくださいね!

もりぐち
もりぐち

最後まで読んでくださってありがとうございました♪

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