今日の朝食はご覧の通り、クロワッサンです。
――え?クロワッサンに見えない?
いえいえこれは、クロワッサン専門店、ル・クロワッサン ド バカンスさんにて購入した「クロワッサン キューブ」という名のれっきとしたクロワッサンなのであります。
神戸で人気のパン屋さん、ベーカリーバカンスの2号店として今年の夏にオープンしたお店ですね。
今回初めておじゃましたのですが、クロワッサン専門店だけあって、こじんまりとした店内はバターの良い香りでいっぱいでしたよ…!
私は朝に行ったので甘い系のクロワッサンが中心でしたが、昼のタイミングで焼き上がるものには総菜系が多いようで、また今度は別の時間帯にも行ってみたいところ。
さて。
今回私は、「クロワッサン キューブ」という変わった形のクロワッサンを選んでみました。
真っ平な面どうしがビシッと各90度で組み合わされた、算数の教科書にそのまま「立方体」として載りそうなくらい見事なキューブっぷりです。
表面の照り輝く、こうもシャープな形状をした物体を”ポン”と皿の上に置いてみると、その輪郭の強さに改めて驚かされます。
(皿の上に立方体をのせることって、あまりないですからね。)
むんむんと香るバター、外からでもわかる細やかに折り重なった生地の層――
遠目には〈茶色っぽい立方体〉でしょうが、近付くにつれて聞こえてきます。
「我は、クロワッサンである!」
キレイに整えられた形の内側でこだまする、クロワッサン キューブの叫びが――
~カットします~
食べてみると、小麦の風味とバターの香りが、どちらが負けるということもない絶妙なバランスで溶け合います。
奇抜な形だけが売りなわけではなく、素材にもこだわっておられるのが伝わってきました。
また、ほぼ立方体なみの”カッチリとした”形をしていることで、表面のパリッとした食感が、口に入れたときにより感覚的に伝わってきやすいように感じました。
カットすれば視覚的にも、クロワッサンの大きな特徴の一つである生地の”層”がよりわかりやすい形で、広い断面に見て取れますね。
あえて形を整えることで、かえって抑えきれない”クロワッサンらしさ”がほとばしる、そんな一品でありました。
最後まで読んでくださってありがとうございました♪