神戸にはたくさんのおいしいパン屋さんがありますが、素朴なパンが食べたいときには、真っ先に思い浮かぶのがハウネベーヤーさんです。(三宮のさんちかにあります。)
齧り付いた瞬間にうまい!というよりは、食べ進めているうちにじわじわっとおいしさが体中に染み渡ってくるようなやさしいパンが、たくさんあります。
中でも玄米パンと十五穀米パンがおすすめなのですが、今日はそのうちの十五穀米パンの方をご紹介しますね。
パンをちぎるとき、指先に伝わる生地のもちっとした触感にいつもうれしくなります。
事前に温めておいたことで内側から立ち上るやわらかい湯気には、穀物のほんのり甘い香りが含まれていて、思わず顔を近づけて深呼吸したくなるほど。
尖ったところのないまろやかな甘みは、ぼんやりとしていた朝の体を少しずつ起こしていってくれます。
また起きたての脳にもうるさすぎないくらいの、小粒な穀物がまんべんなく入っていて、程よい歯応えを与えてくれます。
特に予定のない日、ゆったりと一日をスタートさせたいときの朝ごはんにはぴったりなパンではないでしょうか。
一口目から瞬間的にテンションがあがるような類のおいしさではないけれど、噛みしめるうちにゆっくりと幸福度が深まっていく、その速度がむしろ心地いいような。
こういうものを味わっていると、素材そのもののおいしさというのは、舌や脳だけでなく、体全体で感じられるものだなぁという気がしてきます。
ホットミルクとこのパンでゆっくりと朝の時間を過ごしていると、他には何もなくても、ものすごく贅沢な食事をしている気持ちになってくるのです。
もう一つのおすすめ、玄米パンについてもまた今度購入したときにご紹介しますね。
ではまた♪
最後まで読んでくださってありがとうございました!
【追記】
玄米パンの記事をアップしました!
「ハウネベーヤー:玄米パン」シンプルな一色朝ごはんをゆっくりと味わう幸せ