これは寝過ごした休日の朝なんかに、腹ペコ状態のおなかにチャージインすると幸福度が一気にぶちあがってしまうやつですね。
名前の通り、四辺をマヨネーズでがっちり囲った食パンに卵を落とし、トースターで焼いたもの。
(がっちり囲う、というのは何気にポイント。カロリーを気にするあまりここでマヨネーズの量を手控えると、トースターで焼く前におぉッ⤵と端から生卵が溢れてたいへんなことになるリスクが高まる。)
目次
〈マヨ囲み・卵おとしトースト〉の作り方
【材料】
- マヨネーズ
- 食パン
- 卵
- 塩とか(私は布引ハーブ園の売店で手に入れたハーブソルトを使うのにハマってます)
【作り方】
- 冷蔵庫から出したばかりの卵は、しばらくそのまま熱めの湯に浸けておく※1
- 食パンは中央あたりを指で軽くつついてへこましておく※2
- 食パンの四辺にマヨネーズの城壁をつくったら、その内側に卵を割り入れる
- アルミホイルを下に敷いてトースターで焼く
※1 トースターで焼くとき卵がいい感じに固まるまでの時間を短縮するためのもりぐちなりの工夫。まだ卵がぜんぜん固まってない!でもこれ以上焼くとパンの端っこが黒焦げになっちゃう!みたいな事態を防ぐことができる(ハズ)。工程の少ないシンプルな料理だけど、このあたりのさじ加減一つとかでも極めがいがあったりして、なかなかおもしろい。
※2 ふかふかの食パンを指でへこませるのは、いつもじゃっかん(ごめんなさい…!)って気持ちになる。そういえば子どもの頃は、蒸しパンを毎回ぎゅっとつぶして食べていたっけな。あれはたぶん、ふわふわな食感よりも、一口当たりの味の濃ゆさを優先しての行為だったのかな……??なかなか食に対して貪欲な子だったのかも笑
【マヨ囲み♡卵おとしトーストの魅力について語る】
マヨ囲み♡卵おとしトーストは、一目見ればわかるのだけれど、齧る場所によって味が変化していく。
しかも、それでいて全体としては調和がとれているのだ。
まず何が贅沢って、このトースト、一口目からいきなりガツンとくる。だいたいこれを食べ始めるときって、四つの角のどっかから齧り付くことになるんだが、するとこんがり焼けた耳のザクッって豪快な音と共に、熱々のマヨネーズの香ばしさが鼻腔にダイレクトチャージインされるわけ。朝の空きっ腹にいきなりガッツリとした食べ応え、ああ生きているという実感……、あの一口目を頬張った瞬間の喜びはなにものにもかえがたい。
――で!こんがり耳とマヨがガッツリきた後には、淡白な白身の領域が待っておりまして、プルッとした新たな食感が迎えてくれるわけなんですよ。ここはちょっと箸休め的な(箸は持っとらんが)、感じだなぁと個人的には思っていて、まぁはじめの興奮を一旦落ち着かせてくれるってわけ。(一つの音楽の内に強弱の流れがあるように、マヨ囲い♡卵おとしトーストも、濃い部分と淡い部分があることで見事なハーモニーが奏でられているんだね(??))
真ん中あたりまで食べ進めると、いよいよ半熟の黄身が溢れてくる。(私は食べにくくても半熟派です!)
ここまでくると、ためらっている暇はない。ちょっとでも休憩をはさもうものなら黄身が垂れてきてしまう。(流れ出したらとまらない!)
だけれども、一息に食べざるを得ない、というところもまたいい。
ベストな仕上がりになるように細心の注意を払って作ったものを、一気に食べてしまうというのもそれはそれで贅沢って気がするから。
――うん、やはりこれぞ休日の朝の贅沢、ってもの!!
最後まで読んでくださってありがとうございました♪