みなさんこんにちは♪
今回のメインは、代表的な秋の味覚の一つ、かぼちゃです!
そしてかぼちゃはかぼちゃでも、この記事で使用しているのは、ちょっと見た目の変わった「バターナッツかぼちゃ」。
最近スーパーなどでたまに見かける食材ですが、外観が個性的すぎて食べ方がよくわからない!と、なかなか手を出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなバターナッツかぼちゃの特徴を軽く説明した後、比較的手軽なレシピ2つを紹介したいと思います。
ちなみにいずれのレシピにおいても、主要材料は、「バターナッツかぼちゃ」「バター」「胡桃」「はちみつ」の4種類だけになっています!(+塩少々)
では、よろしくお願いいたします!
目次
バターナッツかぼちゃの特徴
バターナッツかぼちゃはその名の通り、バターやナッツを思わせるようなコク深い香りが特徴的です。
熱を通すことでより、こっくりと温かみのある香ばしさが立ち上りやすいように感じます。
よくスーパーなどで見かける西洋かぼちゃは、煮物にすると柔らかく口の中で崩れるような、ほくほくっとした口当たりになりますが、バターナッツかぼちゃの食感は、それとはまた少し異なっています。
水分量が多く、粘性が強いのがバターナッツかぼちゃの特徴なので、スライスしてそのまま齧ればシャクッとした食感、また熱をよく通したり、ミキサーにかけたりすると、ねっとり、なめらかな食感になります。
(後で説明しますが、部位によっても微妙に食感に違いがあります。)
見た目はこんな感じです。
ひょっこりひょうたん型で、淡いベージュ色の皮が特徴的ですね。
↓↓↓半分に切って、中の様子を見てみましょう
この通り、種は下部の丸く膨らんだあたりに集中しています。
※このように半分にする際は、包丁の刃先と刃元に交互に力を入れ、ギーコー・ギーコーとリズムを取るようにしながら切ると、うまくいきますよ!
バターナッツかぼちゃは、上部の細い箇所と、種が入っている丸い箇所に大きく分けられますが、それぞれ少しずつ味わいが異なります。
- 上の部分――シャクッと水気を感じる食感で、丸い部分と比べるとあっさりとした味わい
- 丸い部分――ねっとりとした食感で、上の部分より甘みが強い
以上、おおまかなバターナッツかぼちゃの特徴でした。
今回はせっかくなので、
- あっさりしている上の部分→ソテー
- 甘くねっとりとした下の丸い部分→オーブン焼き
というように、使い分けてみることにします。
あと一点だけ、バターナッツかぼちゃの食べ方について追記しておきます。
今回は熱を通して調理しますが、バターナッツかぼちゃは、実は生のままでも食べることができます!
(ただしあまりぶ厚く切ると固すぎるので、生で食べるときは皮を剥いたうえで、なるべく薄めにスライスするか、細かい千切りにすると良いと思います。)
今回の調理の過程で、試しに少しだけ薄く切って生のまま食べてみたのですが、食感は人参を生で食べるよりかはじゃっかん柔らかいくらいで、ほのかに甘みもあり、思っていたより食べやすく感じました。
切り方や熟し具合などにもよると思いますが、今回私が試してみた限りでは、特に気になるえぐみ等もなく、そのままサラダ等に使っても大丈夫そうだなと感じました。
バターナッツかぼちゃのソテー
材料
- バターナッツかぼちゃの上の細い部分
- 塩 少々
- バター 適量
- 胡桃 適量
- はちみつ 適量
【参考】
今回はバターナッツかぼちゃ一個分の上部に対して、バター8グラムを使いました。
作り方
- バターナッツかぼちゃは、1,2ミリ程度の薄さにスライスする(皮は剝かなくても大丈夫です!)
- フライパンでバターを熱し、溶けてきたらスライスしたバターナッツかぼちゃを投入し、ソテーする
- バターナッツかぼちゃ全体にバターが回って照りが出てきたところで塩少々+粗く砕いた胡桃を追加投入する
- ごく薄く焦げ目がつき始めたかも…?くらいのところで火を止め、お皿に盛る
- 上からはちみつをお好みの量だけ垂らして、出来上がり
【完成写真】
スライスされたバターナッツかぼちゃのなめらかな舌触りと、適度に残った歯触りが楽しい料理です。
噛むほどに、バターナッツかぼちゃ本来の甘みが広がるのを感じられます。
バターナッツかぼちゃのオーブン焼き
材料
- バターナッツかぼちゃの下の丸い部分
- 塩 少々
- バター 適量
- 胡桃 適量
- はちみつ 適量
【参考】
今回バターは、半球型に切った固まり一つにつき、4グラムずつ使いました。
作り方
- バターナッツかぼちゃから、スプーン等を使って種をワタをくり抜く
- 全体に塩を振り、くり抜いた穴の中にバター適量と粗く砕いた胡桃を入れる
- 170℃に予熱したオーブンで、45~50分ほど焼く
- お皿に盛り付けたら、最後にはちみつを全体に回しかけて完成
【完成写真】
こちらの方は、オーブンでじっくり焼くことにより、バターナッツかぼちゃはの甘みが存分に引き出され、食感もなめらかなものになっています。
皮ごと食べられるので、ぜひフォークナイフで切り分けながらどうぞ!
バターとはちみつのたっぷりしみこんだところを頬張れば、笑顔になれること間違いなしです。
まとめ
今回の料理を作ってみようと思い立った理由はすごく単純で、「バターナッツかぼちゃ」っていうくらいだから、バターもナッツも合うだろうという安易な考えからです笑(そして家にあるナッツがたまたま胡桃だけだった)
ちなみに甘みを加えるのにはちみつを使用したのは、はちみつの色ってかぼちゃの色に似てるし、なんとなく親和性高そうだな~という勘によります。
そして、せっかく部位ごとに味わいが違うなら、それぞれのおいしさをなるべく生かせるよう、2種類の調理法を試してみようと思って実行してみたところ、なかなかいい感じにできたので、今回の記事を作成するにいたりました。
私が初めてバターナッツかぼちゃを自分で調理して食べてみたのは、確か三年ほど前の秋だったでしょうか。
普段食べ慣れているかぼちゃのイメージがどうしても強いので、バターナッツかぼちゃのシャクッと水っぽい食感は、最初は少し違和感があったのですが、何度か食べるにつれ、その独特の歯触りがだんだん好きになってきました。
今回作ったソテーは、その食感を楽しみたいがために、あえて広めに面積をとりながらスライスしています。
(あまりシャープな歯応えは残したくない!派の方は、軽くレンジで温めて柔らかくした上でソテーしてもいいかもしれませんね)
また、甘みを存分に楽しみたいなら、やはり下の丸い部分を使ったオーブン焼きです……!
焼き時間はかかりますが、わくわくしながら待つ時間もなかなか楽しいものですよ。
普通のかぼちゃとは一味違った特徴を持っていて、見た目も個性的。
また、場所によって微妙に異なった味わいを楽しむこともできる「バターナッツかぼちゃ」。
皆さまもお店で見かけたら、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくださってありがとうございました♪